こころの再生を求めて/Alvarez

第14章 途方もない夢と嘘 249ページ

「このようにしてそうかもしれないもの…そうありうるもの、さらにそうなるであろうもの、に関連していると考えられるかもしれません。…現在のあり方を新たに変えていく可能性や未来の味方を新しくする可能性についての躊躇いがちな問いを含んでいるものなのかもしれません」。

Alarezが未来に、今とは違う良いことを期待する、ということの重要性を取り上げているのは、子どもの精神分析心理療法を学ぶ人にとってはとても重要な視点に思える。酷い目に遭ってきた、あるいは希望を持たずに生きてきた人にとって、初めそれがどんなにマニックであったとしても、「ポジティブな考え」の重要性はまず尊重されるべきだということ。