ノスタルジア

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イタリアへの強い憧れから、イタリア映画!と思ったら、旧ソ連の映画監督の作品。
なんか1時間くらい経つまで、どうしてその人がロシアからトスカーナにやって来たか一切明かされない。謎にドゥオモに行ったり、謎に宗教的な奇人に会いに行ったり、もう、意味不明。ただ、時折「あの日、あのとき」が回想的に挿入され、虚しさ、戻りたい思いがじんわ…と喚起される。そうして1時間ほど経つと、イタリア女がブチ切れて、ロシア人が妻子を置いてやって来ていること、ロシア人が常に空虚感を伴っている人だということが明かされる。確かにイタリアなのに全然明るくない、暗い!
そうして時折挿入される回想は、あの日、あのときなのに、アンウェルカムな眼差しに出会う。もう帰れないところであることがほんのりと示されている。これらは語りの様式ではなくて、その回想に伴う情緒経験が基調に流れていることから察せられる。ほとんど語りの様式になっていない!面白形式ドリーム・ワーク映画。ぜひ。