ニトラム

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知的障害を持つ青年が、乱射事件を起こすまでを描いた作品。
彼は周りから、Nitram(Martinの逆さま)と呼ばれて、ノロマ扱いされて馬鹿にされてきたが、あるとき地元の富豪?に気に入られて、共同生活を営むことに。が、車をふざけて横転させて、その富豪は亡くなってしまう。父親も自死してしまい、主人公は毎日自分だって絶望しているのに、何故父親が死んでしまうのか、自分の中の何かを変えたくても変えられなくて苦しんでいると母親に打ち明ける。彼のそうした独白は、とても明晰で、それまでの彼の浅はかさとは対照的に思える。個人的には、ヴァレリー・シナソンの、知的障害のある人への精神分析的アプローチという著作を思い起こすところがあった。
彼は、銃乱射事件のニュースに、何かひどく共感して、最後はそこに向かって物語は収束する。
ちなみに、これは実際にあった事件を下敷きにしている。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%88%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%82%B5%E3%83%BC%E4%BA%8B%E4%BB%B6