キャスト・アウェイ

まあ、おもろかった、無人島サバイバルライフ。後半は浦島太郎ライフだったな、でも別にそんなにケリーに思い入れがあるわけでもなく、登場人物があまりにないし個人にフォーカスできるものがないので、感情移入は特になかった。
トムハンクスの演技は良かったと思う。ターミナルもみたけど、なかなか家に帰れない人だな、と思いました。笑
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ピアノ・レッスン

Amazon Primeが勧めるがままにピアノ・レッスン。なんでこのガッチリおじさんに惹かれるのかがわからない。子どもがただただ可哀想。伝書鳩的に指を運ばされるという。
なるほど、観終わると、愛の情熱、語れない人が声を出すこと、自分で自分のパートナーを選ぶこと、死の世界から蘇ることなどを思わせるところがある。心的な死、縛られたものからの脱出。
でもしつこいけどそのメンズがいいのか?とは思ってしまう。野蛮だけど優しいところもありそうだが。
他の人のレビュー見たら、やはりただの不倫映画じゃないの、と。正直よくわかります。

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遠い山なみの光

カズオ・イシグロの「遠い山なみの光
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やりとりの行間にある違和感が、徐々に結実していって、実際にはそれぞれの中では大きな影を落としていること、それでもなんとか生きていこうともがいている、という感じがする。
例えばそれは、佐智子の「あなた、私をバカだと思ってるんじゃない?」という非常に冷静で、物悲しい一言。「わたしが自分をいい母親だと思うことがあるなんて、考えられないでしょう?」という言葉。これまで読者が、彼女の二転三転する様、やや高慢な態度、その脆さ、気の毒な万里子、そうしたものをひっくるめて自分に言及する様。
子猫を殺す佐知子。
英国に来て、引きこもりになって、最後は自死してしまった景子について思いを巡らせる悦子の回想は、佐知子が悦子自身であったのではないかと思わされるところがある。
訳者あとがきから引用。「…その人生をつつんでいる光は、強く明るい希望の光でも、逆に真っ暗な絶望の光でもなく、両者の中間の「薄明」とでもいうべきものである」。

TENET

時間逆行をテーマとしたSFアクション映画。
正直初見では、「ん?それでどこがどーなって?」となる感じ。
解説があって初めてわかるな、という印象。
エリサベス・デビッキがすげー美人。これだけ覚えて帰ってくださいね。

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Wiki
https://ja.wikipedia.org/wiki/TENET_%E3%83%86%E3%83%8D%E3%83%83%E3%83%88


ISOさんの解説。一度見てからこれを見ると、「あ〜なるほど〜」となる。
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燃ゆる女の肖像

「燃ゆる女の肖像」。
音楽がほぼ出てこないこともあって、舞台である島の中で、本当に静かに火が燃ゆるかのような感じ。ワンシーンずつ、絵画のように見える。

オルフェウスのように、不可逆的な別れを静かに描いたという感じ。同性愛ということはあるが、なんか、そのことそのものが前面には出てこない感じ。封建的な社会において、ひっそりと愛し合う、という。
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「ソフィーの選択」

ソフィーの選択」。ナチによる収容、家族の剥奪、トラウマの話。まともに生きてはいけない、生きていても良いことなど無い、という強烈な刻印。
パートナーは妄想に囚われており、彼と付き合うのがあたかも自らを狂った世界に収容しているかのよう。決定的なポイントに辿り着いたら、そのまま死んでしまったという、強烈なアクティング・アウトを見たような感じ。

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「ナチスは良いこともしたのか?」

ナチスは良いこともしたのか?」を読んでいる。
歴史学においては、<事実>・<解釈>・<意見>の3層において、2番目=<解釈>、どんな文脈でそれが起こっていたのか、全体像を把握することの重要性が指摘される。多くの場合、「ナチスは良いこともした」という<意見>は2番目のレイヤーをすっ飛ばしていると述べられている。

まだ途中だが、これを読むと、情報をレビューしていくことの重要性を理解できる。これは現政権についても同じで、どういった原理で組織が動いているのか、ということを見ていくことについて考えさせられる。
https://a.co/15mGcUr